リビング。以前から使っていた家具にテイストが合うように白系でシンプルにまとめた。
住戸01 リゾートのような空間に
参加のきっかけ
私自身がディベロッパーの出身なので、分譲マンションではこちら側の要望は事業主の都合や各種の手続き等で実現出来ないことは良く知っていました。
以前は近所の分譲マンションに住んでいて、犬の散歩をしているとアーキネットのコーポラティブハウス見学会(@中目黒)があり、そのまま参加したところ、そこには屋上があって、見学した日に衝動的に申し込んでしまいました。(笑)
しかし、タッチの差で先に申し込んだ人がおり、残念ながら縁がありませんでした。ただ、その時に会員登録はしておいたので、定期的にアーキネット新規募集情報をチェックしていました。
「近所に出たらいいな」と待っていたところ、2年後位になって「今度ここ(祐天寺)で出ますよ」とアーキネットのスタッフから声をかけてもらいまして、近所でかつ募集内容を見たら屋上があったので、すぐに申込みました。
建築家との意思疎通
建設組合設立とほぼ同時にインフィル担当の建築家と共に住まいづくりが始まりました。最初は建物を見学したり、リノベーション特集などの建築雑誌を購入したり。雑誌の切り抜きを建築家に見せることでイメージを伝えました。建築家との対話を通じて、やがて価値観が明確になって行きます。
例えば素材や収まりなどは建築家から「○○さんはこういうの好きですよね。」という感じで次第に意思疎通がスムーズになっていきました。例えばエントランスから階段にかけてのデザインは建築家からも「(建築的に階段は)とても奥が深い部分」と聞いていましたから、段数や折り返しの納まりや素材など工夫を凝らしました。最初はコンクリート打ち放しのつもりでしたが、建築家がブリックス(レンガ)を薦めてくれたので採用しました。仕上げ材の境目が突合せで、施工上の逃げがないらしく職人さんがとても苦労した箇所だったと後から聞きました。それだけに出来上がってみて、とても満足している箇所です。
建築家とのやりとりがとても楽しくて、もう一回やりたいくらいだと思っています。
リゾートのような空間に
わが家は、夫婦二人と犬(トイプードル)。犬がいて海外旅行に行けなくなったので、家でも海外(リゾート)の雰囲気が味わえるようにと考えました。週末リラックスできるような空間にこだわり、部屋数は少なくてよいと割り切りました。分譲マンションと違って開口面が複数あって間取りも自由度が高い点が気に入っています。全体の色調は前から使っている家具を持ってくるので、テイストが合うよう白系でシンプルにまとめ、建具は所持している家具に併せてアンティークなものを採用しました。
分譲マンションは、入居した瞬間が一番いい状態で、見た目もどんどん劣化するのですが、コーポラティブハウスの場合、壁紙はクロスである必要もないし、フローリングも無垢材が使えます。これを採用して時間とともに素材が味わい深くなる点も考慮しました。実際に住めば住むほどよい味わいになってきています。
担当プロデューサーの方も近所のコーポラティブハウスに住んでいるので、具体的なイメージができるように組合員のみんなでお酒をもって見に行ったものです。(笑)
暮らしてみて
屋上のある住戸でしたが、募集時は当然どのような眺望になるかは分かりませんでした。でも上棟時に屋上に立った時に想像以上の眺望に感動しました。
特に東京都心方面の夜景がとても綺麗で癒されます。そして思ったより風が強い。(笑)それと、入居してからまもなく子どもたちが次々に産まれて10人くらい増えたでしょうか。子供たちが路地部分で楽しく過ごしている姿が微笑ましいです。自分たちのライフスタイルに合っていると感じます。
入居の少し前になると管理組合の設立準備のために管理規約や使用細則などをメンバーで自主的に決めるのですが、お互いに家づくりを通じて培ってきた「安心と信用」があるのでルールも厳格すぎなくて、緩い点も気に入っています。
ブリックス(レンガ)を採用し細部まで工夫したエントランス
ドアノブ・スイッチなどのディテールまで好みを反映した
時間と共に味わい深くなる壁と床