コーポラティブハウス こころをかたちに Vol.17 - archinet コーポラティブハウス

こころをかたちに Vol.17

  • 01 外とつながる暮らし

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「家の中に、スイッチが入る瞬間を」

西小山コートハウスの住戸01。彼らが選んだのは、あえて一番日当たりの良い場所にバスルームを置くという、贅沢な選択でした。
募集時の図面から、設計変更、竣工、そして3年後へ。 子供たちの成長と共に変化し続ける住まいと、中庭で育まれる「共に暮らす」豊かさ。
アーキネット初となる「動画×インタビュー」で、そのリアルな空気感をぜひ体感してください。

住戸01 外とつながる暮らし

参加のきっかけ

住まい探しを始めたのは、上の子が保育園に通い出した頃でした。当時は28平米の住まいに暮らしていましたが、手狭になり限界を感じていました。西小山の辺りは容積率が高く、戸建てといえば3階建てが中心です。私たち家族の理想として、家の外の環境まで自分たちで何とかしたいという思いがありました。しかし、小さな土地の戸建てやマンションでは、自分たちの力で「家の外の環境」までコントロールすることはできません。中古マンションを探したり、ランニングをしながら土地の価格を確認したりと、「いいものがあれば」という感覚で一年半くらいの間住まいを探していました。そんな時、たまたま西小山コートハウスの企画を知りました。 以前からコーポラティブハウスの仕組みは知っていましたが、決め手になったのは、ここなら自分たちの理想とする「外とつながる暮らし」が実現できると感じたからです。それまでは、予算の関係上中古マンションのリノベーションを検討していました。その際にもバルコニーをリビングの一部のように使い、皆で食事を食べたり人を招いたりする理想を持っていましたが、西小山コートハウスはまさにそれが叶う場所でした。

大事にしたこと

コンセプトは「普段生活しているリビングが、外と一体になっていること」。これがまず理想です。玄関に入ったらすぐにダイニングになっています。次に、3階はバルコニーに向かってお風呂と洗面が開いています。この場所は、日当たりも眺めも、条件としては家の中で一番恵まれた場所でした。セオリー通りならリビングにするところですが、私たちはあえてお風呂と洗面室にしました。 朝起きて、気持ちの良い光の中で顔を洗ってスイッチを入れる。夜は外の空気を感じながらお風呂でリセットする。そんな一人の時間を、一番贅沢な場所で過ごしたかったからです。「家の中に、スイッチが入る瞬間」が欲しかったのです。最後に、空間にメリハリをつけるため、天井高には変化を持たせました。寝室はおこもり感を出すために天井を低く抑え、逆にキッチンなどは圧迫感をなくすために高くしています。このプロジェクトでは、床スラブを上げ下げして天井高の変更が可能だったのも、嬉しいポイントでした。 収納については、夫婦ともに「片付けが得意ではない」という自覚があったため(笑)、収納にはあえてフタや扉をつけず、クローゼットもカーテンで目隠しをするなど、出し入れのハードルを下げる工夫をしました。

バルコニーとリビングが続いているような家にしたいなと思っていた

バルコニーとリビングが続いているような家にしたいなと思っていた

バルコニーとリビングが続いているような家にしたいなと思っていた

実際に暮らしてみて

ダイニングに床暖房を入れたのは正解でした。ただ、3階にも入れておけばよかったというのが唯一の心残りです。エアコンだけではなかなか温まりにくい時があります。玄関周りの工夫は気に入っています。専有面積を削って玄関をセットバックさせたのですが、そのおかげで外に置きたい三輪車やストライダー、自転車などをゆったり置くことができます。 当初は、リモートワークを見越して家の中に働く場所を分散させる予定でしたが、実際には3階はすっかり子供の遊び場になっています。子供のモノが侵食してきましたが、それもまた暮らしの変化として楽しんでいます。

共に暮らす

ここには、「共に暮らす」豊かさがあります。 季節が良い時期には、皆が自然と中庭に出てきて過ごしています。庭で焼肉をしたり、焚き火を囲んだり。時には向かいの住人の方も混ざって、皆でパーティーをすることもあります。 何より素晴らしいのは、子供たちが年齢に関係なく一緒に遊んでいること。小5から2歳まで、8世帯で合計12人の子供たちが、まるで兄弟のように行き来しています。学校から帰ってくると、中庭をストライダーでグルグル回って遊んでいるのを、親たちは料理をしながら見守ることができます。以前、一帯で浸水騒ぎがあった際、私が帰宅難民になりかけたことがありました。その時も、近所の方が子供の様子を見ていてくださり、本当に助かりました。日常的な接点があり、いざという時に支え合える安心感は、子育て世代にとって何にも代えがたい価値だと思います。

アドバイス

これから住まいを検討される方へ伝えたいのは、やはりコミュニティの魅力です。今の東京では、子供同士はもちろん、子供と大人が自然に触れ合う機会をつくるのは意外と難しいものです。街中で大人が子供に声をかけただけで「不審者」として扱われかねない時代ですが、アーキネットの集合住宅には、ご近所の大人たちが自然に子供たちを見守り、関わりを持てる環境があります。親以外の多様な大人と日常的に接点を持てることは、子供の成長にとっても大きな価値があると感じています。また、階段室などは面積上の数値ではマイナスに見えるかもしれませんが、実際には空間に広がりを生み、豊かな居場所になります。私たちは3階のバルコニーを広げて子供用のブランコをつけましたが、そんな「アウトドアリビング」を楽しむ余白を大切にすることをお勧めします。

Phase 1 募集時の参考プラン

3階がLDKとなり、リビングと連続するテラスになっている。
1階は主寝室+書斎と水回りです。

Phase 2 インフィル決定

1階をDK とし、室内外の境界の位置が募集時から変更されている。
玄関の手前に専用のテラスを設けています。
3階はテラスのある空間を浴室・洗面空間とし、テラスの形状も変更して募集時と比べて大きくなっています。

Phase 3 竣工時

Phase 4 半年後

Phase 5 3年後

蔵書が増えてきたため次は天井のレベル差を利用して本棚拡大を考え中

想定外に子供のモノが増えるのも暮らしの変化として楽しんでいる。

暮らすうちにリビングのように使っている。

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