コラム | archinet コーポラティブハウス

2025.8.20

百年建築

百年前の近代建築というと、東京で残っているのは、明治生命館、三井本館、安田講堂、大隈会館、自由学園明日館、小笠原伯爵邸、日比谷公会堂(改修中)、学士会館(移設予定)、と数えるほどです。凛とした外観はあたりの雰囲気を整え、その空間に佇むと、往時の人々がどんな気分で学んだり、決心したりしたのか、が空気感で伝わるようです。空間の記憶は思った以上に私たちに影響しているのでしょう。
好評募集中の「音羽Four Houses」、そぐそばには岡田信一郎が設計し1924年に竣工した鳩山会館が保存・公開されています。ヒマラヤスギの巨木やバラ園も見ごたえありますが、館内では昭和の政治家たちの日常や会談などの様子が伺えます。「音羽Four Houses」もこうして都市風景の一部になるのでしょう。

今週末、23日に建築家相談会を開催いたします。この音羽の地に、どのようにしてそれぞれのお暮しを長く支える空間がつくられるのか、を直接に確かめる絶好の機会です。ぜひお越し下さい。

開催中イベントはこちら