コラム | archinet コーポラティブハウス

2023.6.22

キノコ

キノコの傘の裏には、ひだが発達しています。これは表面積を大きくして、より多くの胞子を抱え、傘の揚力効果で遠方まで飛散させるための形態です。
このキノコは実は、延伸と分岐、有性生殖を繰り返して最大16万㎡、1,500歳まで発達した菌糸のネットワークのごく一部、生殖器に相当します。このネットワークでは極微の管内を行き来する化学物質によって全体にコミュケーションをとって、水分や養分とその情報を共有し、菌糸の延伸やキノコの形成を促します。ある意味で、人間の脳神経ネットワークと同じ構造と機能で、高度な知性を秘めているかもしれません。
そして菌糸のネットワークは、ブナの根のネットワーク等とも共生しています。樹木に水分や養分のありかを化学的に伝える一方で、樹木から養分を授かる、といった社会関係を結んでいるそうです。

ひだは英語でPLEATS。このたび新たに参加組合員を募集する「PLEATS吉祥寺」は、内外の間にひだのように凹凸を設け、光や風を心地よく受け入れてストレスも発散され、落ち着いた空間では知性や社会性も育まれる、そんなプランだと思います。ぜひご検討下さい。

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