コラム | archinet コーポラティブハウス

2021.09.13

奥座敷

江戸の交際文化を、いま蘇らせることはできるでしょうか。
池上英子「美と礼節の絆」に描かれていますが、それは謡や茶道、俳諧などの同好の士が奥座敷に集まって、芸を披露し合った文化でした。その仲間は、隠居した商人だけでなく、身分を隠したお殿様なども同格で参加し、お互いに名前を伏せるために俳号などの別名を使ったそうです。
こんな文化なら、実社会の煩わしさも忘れ、歳をとるのも楽しいはずです。残念ながら、この奥座敷のような開かれた場は、戦後の住宅からは失われました。

このたび募集を開始する「国立テラス」では、外から内へ、さらに天高のあるアトリエ空間へ、と緩やかに導かれる空間構成で、ときには、お茶会や室内楽、読書会なども楽しめる自由度があります。心豊かな暮らしのために、ぜひご検討下さい。