コラム | archinet コーポラティブハウス

2025.12.4

東アジア情勢

12月は受験の追い込みの時期でもあります。そんなおりに、世界史の例題「17世紀東アジアの情勢を記述せよ」をふと思い出します。
中国では明が滅亡し、清が満漢併用制・八旗制を特徴に統治を行った、朝鮮では、文禄・慶長の役による国力疲弊を、両班による礼治秩序と経済政策で復興させ、清に朝貢して藩陽館を窓口に対清貿易を発展させた、とかが模範解答でしょうか。
でも、これでは大きく減点されます。日本では徳川家による幕藩体制で平和な秩序がもたらされ、清とは長崎、朝鮮とは対馬を窓口として管理貿易を展開した、のように世界史の問題でも日本の状況を外してはならない、という問題でした。近現代史でも、「東アジア現代史」(ちくま新書)のようにこうした観点が一層重要だと思われます。

このたび好評募集中の「文京音羽テラス」について、「江戸川橋」駅そばのレンタルスペースにて出張相談会を開催いたします。この音羽は、綱吉の母・桂昌院の願いで護国寺が建立され、その門前市を繁栄させようと、桂昌院の奥女中 音羽にこの地を与えたことに由来するとのこと。東アジア一帯に平和な秩序がもたらされる状況を反映しているようです。こうしたかねてから平和を願う場所で、心穏やかにお暮しになられば、と願っています。

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