コラム | archinet コーポラティブハウス

2024.4.12

日当たり

日当たりの良さは重要ですが、その照度は快晴時に10万ルクス、曇天でも2万ルクスにも及びます。一方、人間の視力は繊細で、読書に適した照度は750ルクスで1,700ルクス以上では負担になるほどです。裁縫など細かい作業でも2,000ルクスが上限、団欒には150~300ルクスが快適です。また洗濯物干しでも直射日光では衣類も日焼けし、かえって北側の風通しのいい場所の方が乾きは早いようです。
そう考えると、「全戸南向きマンション」も実際には眩しすぎてカーテンを閉め切ったまま、というのも頷けます。人間本位で考えると住まいとしては、朝から夕方まで日差しをずっと優しく取り込む、対角線に風が抜ける、といった工夫が大事なのだと思います。

好評募集中の「世田谷砧テラス」は、前面の竹林が直射日光を和らげ、三方向の開口から優しく光を導き、風が抜ける構成が魅力です。この4月13日「建築家説明会」として、こうした設計の工夫と間取りの可能性について、担当される建築家から直接に聴ける機会を設けました。ぜひご参加下さい。

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