コラム | archinet コーポラティブハウス

2026.5.7

記号接地

記号接地問題が注目されています。AIは、「リンゴがおいしい」と記号を出力できても、その歯ごたえ、酸味や甘みといった現実世界の感覚や経験、実体と結びつけられない、という課題です。こどもが割り算を理解するのも、ピザやケーキを三等分するといった切り分け体験が効果的だそうです。
この議論を展開すると、私たちはもともと身体感覚が認識の枠組みをつくり、そこから新しい言葉や記号体系をつくりだしている、と思われます。素敵な音楽や料理、景色などを説明しようとすると言葉が離散的でとても足りないと感じるのも、身体感覚が記号表現よりはるかに豊かだからなのでしょう。AIにできなくて人間にできることの一つは、この身体感覚から記号を生み出すことで、その経験が貴重だと考えられます。

このたび恒例の「オープンハウス」を5月31日(日)開催いたします。場所は、目白下落合コートハウス、すでにお住まいになられている方のご厚意により、そのコーポラティブハウスを皆さんが内覧できる催しです。その居心地のいい空間をなかなか言葉に尽くせるものではないですが、この機会に皆さんの身体感覚で直かに捉えていただければ幸いです。完全予約制のため、申込フォームから応募願います。

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