2025.5.21
水の文化
街の歴史を調べると、水の文化が鍵を握っていることが分かります。
例えば、音羽通りですが、その脇には音羽川と弦巻川が流れ、この豊富な水を利用して江戸時代から紙漉き業が発達し、明治中期には紙漉き屋が70軒ほどもあったそうです。それらが合流する神田川は、重量のある紙を都心まで船で運ぶのに好適で、そのため凸版印刷を始め印刷業も集積します。音羽通りには、講談社や光文社、キングレコードなどの出版関連会社が集まるのもそんな背景なのでしょう。
そして神田上水は、家康入府の際に整備された小石川の湧水を引く小石川上水が元で、その水が供給されることで台地の上に大名屋敷や旗本屋敷を集めます。その跡地が大学に生かされます。武家屋敷の足元の音羽通りは、護国寺の門前市として栄え、現在の地蔵通り商店街に至ります。
音羽一帯が文教地区の閑静なお屋敷街なのも、こうした水の文化に由来するようです。
好評募集中の「音羽 Four Houses」、5/24、6/1に現地そばにて相談会を開催いたします。水の文化に由来する由緒ある街の魅力をぜひご実感下さい。併せて個別相談会も随時開催しています。この地で、皆さんが水を得た魚のようにお暮しになられることを願っています。