コラム | archinet コーポラティブハウス

2023.10.28

太陽の男たち

読書の秋。昨今の情勢にも絡みますが、おすすめはガッサン・カナファーニーの短編集「ハイファに戻って/太陽の男たち」(河出文庫)です。
表題作の「太陽の男たち」は、灼熱の砂漠を抜けて国境を越えようとタンク車に身を潜めた人たちの話で、検問所で運転手の世間話が長引いて悲劇的な結末を迎える、という苦い味わいの短編です。パレスチナの人々が置かれた苛酷な状況、翻弄される運命が、圧倒的な緊張感と鋭利で簡潔な表現によって浮き上がってきます。限界状況における人間存在とその不条理性というのでしょうか、深く考えさせられます。

この週末、南馬込五丁目の「みつばテラス」の販売内覧会を開催いたします。リビングは20畳ほどの広さに天高最大5m、ロフト、緑豊かな専用庭、杉板本実コンクリートといったのびやかで趣きのある空間が、自由であるという感覚を呼び覚ますでしょう。ぜひご検討下さい。

開催中イベントはこちら