コラム | archinet コーポラティブハウス

2023.10.5

ムラ

北山恒氏の著書「未来都市はムラに近似する」(彰国社)は、都市のあり方を考えさせられます。
これまでの都市は、高層の都心から郊外のベッドタウンという職住分離の構成で、自然、共同体、個人が切り離されて被雇用者・消費者扱いされてきました。でもそれは不健康で不安をもたらすものでした。コロナ禍を機に人間らしい生き方が見直され、自然に親しむ、共同体を支える、個人で働く、を適えるように、自然と共同体と個人とが改めて結びつく都市に転換していくはず、と。

このたび恒例のオープンハウスを、富ヶ谷テラスにて開催いたします。設計は、北山恒/architectureWORKSHOP。未来都市におけるムラとして、安心感のある規模や、コモンスペースを介した緩やかな結びつき、相互のさりげない距離感、そして人間らしい生き方を支える簡素で豊かな空間構成がたち現れています。
人間らしい暮らし方を、ぜひご覧ください。

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