こころをかたちに vol.4-4 仕切りのない家

「こんな暮らしをしたい」という思いは、どのようにインフィルに反映されるのでしょうか?
そんな様子を、あるコーポラティブハウスにお住まいの皆さんから、実際の空間に照らし合わせながら語っていただきました。
皆さんの住まいづくりのご参考になれば幸いです。

仕切りのない家


  • リビング。壁の奥がキッチン。床から天井までの仕切りはなく、どこにいても家族の雰囲気を感じられる。


  • 玄関からリビングを望む。階段上部には天窓。


  • 玄関は少し大きめで、クローゼットと土間。使いやすいと評判。


  • 個室スペースも、腰高までの仕切り。手前から子供部屋、書斎、寝室。


  • 反対側から見る。子供部屋は奥に広いので、将来は個室に利用予定。


きっかけ


洗面器具。全体に、丸みを帯びたデザインで統一。

Q:ここに暮らすきっかけは?

A:引っ越しを考えていたとき、他のプロジェクトで目白駅に看板が出ていたので、アーキネットさんのことを知りました。家は一生つかうものなので、家族なりのこだわりを形に出来ればと漠然と考えていました。ハウスメーカーでは、家づくりといってもリストの中から壁紙の色味や電気関係などを選べるというぐらい、(このプロジェクトでは)川辺さんやアーキネットさんと一緒に本当にゼロからひとつずつつくっていけました。思い描いた考えをすり合わせて、形になっていくのは貴重な体験でした。


コンセプト


階段脇に小窓。洗面室を覗ける。階段上部からの光を洗面室に取り入れる仕組み。

Q:どんなお住まいにしようと考えられましたか?

A:@南向きでバーッと光が入るのではなくて、優しく光が回り込む住まいががいい A部屋ごとに仕切られた感じを避けて、目線だけ切れるように。仕切りの上は開けておく B直接的な明かりがないように こういった こちらの要望に対して、スタッフの方々にきちんと応えて頂き形にして頂きました。

Q:実際にお住まいになられていかがですか?

A:住んで一年半が経ち、やっと自分の家になってきた感じがします。服で言えば着られている感じではなくて、馴染んできたといったところでしょうか。子どもの成長もあって、あとでテラスに収納があればとは思いましたが、とても快適です。住みたい場所が明確でこんな家に住みたいというものが頭の中で形になっている人には、アーキネットでのコーポラティブハウスは とても良いと思います。

Q:この場所を選ばれた理由は?

A:子どもの頃、近所の中学校に通っていて馴染みがありました。目白は御留山公園など新宿区でも緑が多いエリアです。高田馬場は賑やかですが、新目白通りを超えると閑静で、住環境として申し分ありません。


プラン


下の階の床材はカーペット。仕切りがないので、個室スペースに移ると足音を小さくする設計の気遣い。

Q:当初のプランはお暮しのイメージに適っていましたか?

A:ホームページで見たとき、分譲マンションに比べて、スタイリッシュというのか、住んでみたいなという気持ちにさせるものがありました。パースがなくても図面をみて、いいなと印象を受けました。

Q:レイアウトはどんなイメージでしたか?

A:ベースのプランからどうつくっていくのかな、ということでこちらからいろいろ要望を出させて頂きました。上のフロアは日中過ごす場所でLDK、下のフロアは夜過ごすところで寝室、水廻り、トイレ、執筆用のスペース、と上下で使い分けできるようにお願いしました。上はフローリング、下はカーペットで内装の趣も異なります。上のフロアには犬がいるので、傷が目立たないようにフローリングは合板で一番上の板が厚いものを入れてもらいました。 こういうことは出来ますか?とご相談すると、こちらの要望がどんどん発展して姿・形を変えていくんです。川辺さんの提案で最初に驚いたのは、ベースのプランから「ドライエリアの位置をこう変えちゃいましょうか」「夜寝るとき落ち着くように、天井の高さも変えちゃいましょうか」とすっと変更されたことです。下のフロアは天井の高さを抑えた分、居心地がとても良いんです。


キッチン

Q:キッチンをつくるポイントは?

A:前の家は、全部で100u以上と広かったのですが、自分なりのスペースがない間取りでした。玄関とリビングが直結していて全部が丸見えの状態でした。キッチンも広いのでひとつボウルをとるにも五歩ぐらい歩く必要がありました。そんな経験もあり、アーキネットさんには、隠れてこっそり、自分も落ち着ける、でも気配も感じられる、狭くても自分のスペースをキッチンにも下のフロアにもつくってもらいました。自分のスペースは、ミシンを置きっぱなしにもできますし、息子や主人の気配も感じられる聖地です。スペースがいくらあっても、自分だけの居場所がないと。こういう要望は、一般のマンションでは聞き入れてもらえないでしょうね。


リビング

Q:リビングはどんな場所ですか?

A:子ども部屋にもなるし、テレビもあって犬もいて、となんとなく集まって居られる場所です。家全体が仕切られていないので、どの部屋も何にでもなるんです。

Q:犬にはいかがですか?

A:ペット専用の足洗い場のあるマンションもあるようですが、うちはラブラドールを飼っているのでマンションでは家選びの選択肢は狭まります。コーポラティブハウスだと皆さんに先に大型犬を飼っているとオープンにして、総会などで一緒になって、飼い犬のことも認識してもらえます。マンションだと周りに気を使いますし。小さい犬はOKだが、大きな犬は規約上ダメと制約が多いんです。

Q:寝室もつながりがありますね。

A:仕切りがないので、ちょっと横になりたいときに、バタッと普通に休めます。ドアがあるのはトイレぐらい、お風呂は引き戸ですし。


コミュニティ

Q:他の住戸の方々とはどんな間柄ですか?

A:マンションなどでは、お隣さんの顔が分かるにしても、一緒に食事をする機会はまず無いと思います。ここでは子供がいろいろなお父さんに構ってもらえます。ご近所のお父さんの言うことはよく聞きますね。住人の皆さんも分け隔てなく接して下さいます。一人っ子ですが、ご近所に小さいお子さんがいることでお兄さんっぽくなってきたなと感じます。長屋のような感覚で、ご近所の方々に育ててもらっているなと感じます。帰宅時に誰かの声を聴くと安心しますね。マンションや戸建てだと帰ってきたときに無機質じゃないですか。ここは帰ってきたとき、夕食のカレーの香りがしたりするので、本当にほっとします。気持ちを和やかにしてくれる得難い環境です。

暮らしてみて


子供部屋。腰高の仕切りの下に照明を仕込んでいる。上の階のリビングとも空間はつながるので、どこにいても雰囲気はわかる。

Q:一年半お暮しになって気づいたことはありますか?

A:緑が多いせいか、別荘地のような香りがあります。秋にはドングリも落ちてきて、四季を感じます。トップライトから光が階段に落ちて、さらに洗面所と妻のスペースに分かれて注ぎます。南に向いていない分、光を差し込むことをとても考えて頂きました。トップライトから金環日食も見えたんですよ。 部屋が仕切られていないので、子どもの行動がボーダーレス。家じゅうを使っていてすごくいいと思います。子供の成長にあわせて後で変えることもできますし。 夏場、下のフロアは涼しいし、冬場は日差しが低く木漏れ日が壁にうつります。 屋上に上ると、とても気持ちがいい。 木漏れ日、どんぐり、もみじ、鳥のさえずり…、住んでみて色々なプラスαがありました。

Q:最後にご感想を

A:目白でこれだけの広さだと、マンションでも相当な費用が必要です。それが駐車場も付いて、自分の考えていることが組み込めて、マンションよりも安いというのは魅力だと思います。提供されているモノをそのまま受け入れてしまうことに抵抗がないなら別ですが、自分なりのこだわりがあって根気よく打ち合わせできる、週末でもみんなと話し合える、そういう人にはコーポラティブハウスは良いと思います。本当に良いものをつくっていただきました。自分はたまたま看板を見たのがきっかけでしたが、友人などに紹介したくなりますね。



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